1人でHUBへ

しばらくHUBから遠ざかっていたが、とある土曜日。

友人と飲むはずが、キャンセルになってしまった。

その街にもHUBがあったので、久しぶりに入ることにした。

何を隠そう、実はこのときがHUBのソロデビューであった。

(1人でBARに行っただけなのにソロデビューとは言い過ぎかもしれないが。)

ここは渋谷とは違いかなり落ち着いた雰囲気。

なにせ土曜の21時にも関わらず、閑散としているのだ。

ゆっくり飲むのもいいが、なんとなくお酒は誰かと楽しみたかった。

というか、友人と飲むつもりだったので誰かと話したかった(笑)

そんな折、ちょうどひとりで入ってきた人が。

男だったが、ナンパの意欲はなかったためその男性に話しかけてみた。

「ひとりですか?一緒に飲みません?」

こんな感じだったと思う。

なにせ、男に声をかけているのだ。

別に切り出し方を考える必要はない。

「ひとりっすよ、一緒に飲みますか」

案外気さくな人だった。ほっとした。

よくよく話してみると、その彼はナンパ師だった。

新宿でナンパをし、帰り道に寄ったとのこと。

ナンパ師とは場所を変えてもやるものか。

ただ、私をHUBや300BARに連れて行ってくれた友人とは明らかに違う空気を持っていた。

自信を持っているし、なにより会話が止まらない。

そう、本物のナンパに出会う3ヶ月ほど前の話になるが、この出会いが本当の始まりだった。

彼は、MMと名乗った。

かなり仲良くなり、今度一緒にナンパに行く約束をした。

俺はどうやらナンパができる自分への道に進みたいらしい。


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HUBとは不思議なBARですね。

渋谷ではクソみたいな輩ばかりに遭遇するけれど、一方で本当に良い人にも出会う。

それがナンパの副産物であり、ある意味での醍醐味なのかもしれない。

ちょっと間隔が開いてしまったので、週1では書くように頑張ります。

まだ読者は皆無かもしれないけれど(笑)

それではまた、次回をお楽しみに。

Load to Pick Up Artist ~ナンパ師への道~

今まで地味に生きてきた筆者がナンパに出会って人生を変えていく物語

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